FC2ブログ
「ハラキリ女」の岩茶です。引っ越しました。ハラキリ&ガンとの闘病もすっかり昔話。日々楽しく、のびやかに。
page top
メヒコ妊婦、バスでハァハァ!
(「メヒコ愛の逃避行」ならぬ、「マニアへの道・メヒコ05編」は追ってわがサイト(蓬莱賓館)にアップする予定ですが、このブログでは印象的だった旅ネタをよりすぐってお届けします!)

朝8時30分、ケレタロ発イラプアト経由グアナファト行きゴージャスバスに乗り込んだ。
 メヒコのデラックスバスは本当にゴージャス。ゆったりシートにフットレスト、空では決してできない「フルフラット」にしてぐっすり休んでいける。軽食・飲み物だってついているし、映画上映もある。セキュリティもばっちりなので、乗ってしまえば安心して寝ていられる。
出発して、映画もはじまり、そろそろシートを倒して寝ようかと思ったとき。
「ハァハア」
ハァハァ?そんなハァハァするような映画じゃないのに?
見ると通路の反対側に座っている妊婦さんがハァハァしているのだ。

・・・出発間際、彼女が乗り込んできたとき、ハラキリ女はその腹に目がいった。
バスケットボールのような大きなお腹を堂々でーんと、ハラダシしていたのだ。
おやまあ、こりゃ大胆!
こっちでは臨月だろうが、流行のハラダシなわけだ。それにしてもなんかあったとき、お腹丸出しで大丈夫なんだろうか、とハラキリ女は心配した。

「ハァハァ ハァハァ~ オ~~ ハァハァ」
 そのうち、ハァハァは激しくなり、なにやら訴えだした。
隣の席のおっさんがメヒコ妊婦の手を握って懸命に励ましている。
 実の父親かと思ったら、単に隣に座ってしまっただけらしいのだが、メヒコのおっさんは親切だ。

 バスの冷房はきつい。それにゴージャスバスとはいえ、揺れる。
単に気分が悪くなっただけならいいが・・・陣痛?

後ろの休憩ブースにある座席にいったんは移動したが、バスケットボール腹をかかえ、ますます苦しそう。周りの乗客はほとんど寝ていて騒動に気づいていない。おっさんは私たちに「大変なことになっちゃったよ~」とかなんとか言っているらしいが、言葉の不自由なハポネスたちになすすべなし。(&出産経験のないセニョリータ※は役立たず)

 やがておっさんは近くの席で寝ていた女性を起こして、彼女のサポートを頼んだ(さすがにこういうのは女性がいいと判断したのだろう)。さらに、運転手のところまで行き(ブースは仕切られている)事情を説明。
しばらく走った後、料金所に救急車が待機していた。

やるじゃん、メヒコ。やるじゃん、おっさん。ビバ、メヒコ!

大騒ぎになったわりにはメヒコ妊婦は自らしっかりした足取りで(え?)バスを降り、救急車に乗り込んでいった。
おそらく実家のあるイラプアトかグアナファトで出産するつもりで一人このバスに乗り込んだだろうメヒコ妊婦。ひょっとしてそのまま一人知らない街で出産したのかもしれない。だけどきっとみんな親切だから(田舎だし)大丈夫だろう。

こうしてバスは再びスタジアムの待つイラプアトへと向かったのだった(つづく)

ところでメヒコでは結構帝王切開が多いんだそうだ。無理に自然分娩させず、ぱっと切っちゃうんだそう。つまりハラキリママが多いのだ。
あのメヒコ妊婦はどうなったかな。しかしたとえハラキリママになっても、堂々ハラダシしてそうな気がする。あの国なら、きっと。

※いくつになっても独身ならセニョリータなんだそう。うふ♪
スポンサーサイト



© 岩茶いかがですか?. all rights reserved.
Page top
FC2 BLOG