「ハラキリ女」の岩茶です。引っ越しました。ハラキリ&ガンとの闘病もすっかり昔話。日々楽しく、のびやかに。
ばんざーい。ばんざーい!
およそ2年間飲み続けた抗がん剤を飲まなくてよくなった!! 今日ようやく病院に行けての末広亭のうれしい一言。 カルテに貼ってある腫瘍マーカーなどのデータを確認しながらこう言った。 「2年経ったなあ。経過もいいから、もうUFT止めておこうか!」 「ほんとですか~☆」 「よくがんばった。これからは4ヵ月に一度、忘れずに来るように!」 つまり薬がなくなったので、月イチペースの通院も4ヵ月に1度でいいのだ! 9月は半年毎の精密検査もあるかな、と思ったけどそれもなし。 もううれしくて、飛び上がって、バレエジャンプをしたいぐらい。 ぴょん、ぴょん、ぴょーーーん! くるくるくる(気持ちだけ大回転)。 まだまだ100%安心してはいけないけど、再発しやすいという2年を無事に通過したお墨付きをちゃーんともらったわけだ。 ちょっぴり心(とお財布)に負担だった、薬を飲まなくてすむのだ! これは十分祝杯に値するニュースなのだ。 ・・・幸か不幸か今日は職場の「歓送迎会」。 あの本の仕事もようやく下版したことだし、ちょっとはじけちゃおうかな~ スポンサーサイト
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昨日、久しぶりに同じライターの友達と高校時代の同級生(ハラキリ仲間)に会った。
一足先に大台になったOちゃん、もうすぐ大台の私・・・平均年齢ギリギリ30代の女たち。もちろん?独身!子供なし!インドネシア料理をものすごい勢いで食べながら久しぶりの会話に盛り上がった。 議題は様々。 まずはどうしても自然に「私たち、子供産んでいないから」な方向に。で、いくつまで産めるか、という話になり、話題の野田聖子の話も出しながら(先日、仕事で不妊治療についてのインタビュー原稿をまとめた) 私たちは「とりあえず44歳までは大丈夫」という結論になった。 もしかして4年前ぐらいは40歳までは大丈夫、って言っていたかも知れないが、いいや。 ハラキリ女どおしでさらに突っ込んだ?分科会も。 ハラキリ友は病院で「先生にはいつでも産める」って言われたのこと。 ハラキリしても、帝王切開の確率が通常より高くなるものの、産める、と言われたのだった。 でも私みたいなタテワリだと妊娠中、お腹の傷が突っ張って大変だろうな(彼女はヨコワリなのだ)。 男って、なんでこうなの?というのも盛り上がる議題だった。 ニューヨークでの劇的?な体験を本にしたアキエダちゃん。ちょっと切ない失恋体験をつづっていて、女性は彼女に同情するのだが、男性にはひかれてしまうのだというのが意外だった。男性は身につまされるのかもしれない。彼氏側の身に立って読んでしまうのだろう。 そういえば、思い当たるのがリコンのとき。不倫していた元配偶者が悪いのに、男性は「ちょっとうらやましい」だの「不倫に走らせたあなたも悪い」だのいう反応もあったっけ。 ・・・大台サミット、盛り上がったまま、次回はなぜか「末広亭」(本物の)に寄席でも行こう、ということになった。大人の女の趣味は渋いぞ。 そんなアキエダちゃんの本。面白い本なので読んでね↓ アイ ラブ ヌーヨーク |
掲示板に書いてもらったことをヒントに、ガードルをはいてみた。
もともと形成外科のドクターも「単純だけど最も効果があるのが、包帯など圧迫すること」だって言っていたもんね。 たしかに、ベルトなどがあたるおへそのところは結構薄くなっているから、説得力もある。 「痛くなく、薬も使わず、知らないウチにラクしてケロイドがきれいになる!」 なんて夢のよう。 問題はこの時期、ガードルはくとむれること。そもそもガードルは2枚しか持っていないこと。 ヘソから上の傷跡対策にはならないこと。 私のウェブでも書いたけど、本当はこういうハラキリ跡ケロイド治療用?のガードルがあればいいんだけど(どこか開発してくれないかな) ※ここんとこ更新をサボっていたのは、例の仕事がヤマ場だったから。 昨日死ぬほど寝て、野球見て、サッカー見たら回復した。 それに晩ご飯は作ってもらったし。(ゴクラク~) |
前にも書いたけど、いまやっている仕事がそろそろ大詰め。
どーんと太っ腹に(単に無計画に?)ページ数が増えたおかげで定価もいきなり1万2000円に。 岩茶編集史上、もっとも高く、もっとも初版部数の少ない本になりそうだ。 (そんな本、誰が買うんや?) そう思うでしょ。 ある大学では講義のテキストとして使われているらしいっす。 さてそれを監修しているのが、日経かなにかで「法律事務所ランキング1位」になった法律事務所に所属する弁護士先生。 ここにゲラを届けたり、受け取りに行くのが憂鬱なんである。 理由は事務所が立派すぎるから。 丸の内のピカピカ、いかにも「えぐぜくてぃぶ」なビルにある。出入りするクライアントさんも「えぐぜくてぃぶ」な感じがぷんぷん。さすがランキング1位。 んで受付には3人も受付嬢がいて、一斉に立ってお出迎えしてもらえる。 ゲラを受け取るだけなので、とってもバツが悪い。 ドアがあいてから、受付までの距離がとっーーーても長く感じる。 赤坂では浮かないカッコウも、ピカピカビル内の法律事務所では思い切り浮く。 しかも今日は2度も呼び出しがあった。2度もバツの悪い思いをした。 なんだよ~こんなことなら1度で済ませろ!と思ったが、ご立派な法律事務所に文句を言うなんて、恐れ多くてできない。 というわけで、せめてもの記念にピカピカのオフィスのトイレによった。 ちょうど便秘気味で仕事先のビルにあるアンティークなウォシュレットじゃあ勢いがなくて、役不足だったのだ。 ピカピカのトイレに最新式のウォシュレット、パワーびんびんの「おしり」スイッチを押して、ピカピカビルに出入りできる幸せを初めて感じてきたのであった。 (そのビルを出たレストランで疲れた顔をして座っていた「小池百合子」(&おつき2人)を目撃。これから選挙区入りか?) |
ちょっと最近、やばい、と感じている。
私の治療院の先生は「働き過ぎ、ストレスのためすぎは交感神経優位になってがんにはよくない。働くのはほどほどに!」と言っている。 それをいいことに、病気以来、かなりゆる~いペースで「たしなむ程度」に仕事をしてきた私。 現実問題として、まったく働かないわけにもいかない。 フリーたるもの、来た仕事は断ってはならぬ、という悲しいサガにもつき動かされ。 つい受けてしまった今の仕事。 通常の週3回ベースの仕事に+アルファ、このアルファがとんでもなかった。 土日は家に持って帰ってゲラを読み、朝早めに来て通常の仕事をこなし・・・ 編集なんて時間かければきりがない。自分のペースで仕事をしたくても著者や印刷会社の都合で動くもの。 ページは増えに増えて500ページを超えた。慣れない中国関係の法律用語の雨あられ。 ようやくメドがたってきた昨日夕方、エライ監修者の弁護士先生の大量の赤が入った。 ぐわーん。ありがたがる関係者を横目に凍る。印刷会社も凍る。 うわーん。ギリギリのスケジュールを綱渡りするストレスで、きっと免疫力もダウン。 そんなわけでこのブログも、読み物ブログの方も滞っております・・・ (帰省中のネタとか、いろいろあるんですがね) 落ち着くまで、しばらくお待ち?ください。。 だって病院にも行けないんだよ~(行きたいわけじゃないけど) え?じゃあなんで今書けているかって? |
笑いは免疫力アップにいい、というのはがん患者ならよく知っていること。
今夜の「あるある」で興味深かったのは、一人でくすっと笑うより、家族や友人と一緒に大笑いしたほうがよりストレス解消に効果的だということ。 ヾ(@^▽^@)ノ わはは ぐらいにね。 私の父は感情があるのか?って思うほどつねに沈着冷静な人で、娯楽にはあまり興味がない人なのだが、 (ちなみに父も咽頭がん患者)私の記憶でたった一度だけ、死ぬほど笑っていたことがある。 やっぱり日曜、「あるある」の時間帯でやっていた「名人劇場」だったと思う。 今は亡き「桂枝雀」の独演会で「壷算」というのをやっていた。 桂枝雀のとぼけた話芸がそれはそれは面白く、私もゲラゲラ笑っていたのだが。 父が、涙を流しながら、それこそ文字通り部屋をのたうち回りながら、笑い転げだしたのだ。 (_△_)ノ彡 まさに、壷に入ってしまった感じ。 あまりのことに私はあっけにとられて父を見ていた・・・ w( ̄━ ̄;)w 大丈夫!? 父は結局一席終わるまで、泣きながら、笑っていた。 今お互い一人暮らしで、お互いがん患者。 一緒に笑うことなんてたぶん、いや絶対なさそうだけど、少しは努力はしてみようかなあ。 明日夜から3日ほど帰省します。 |
先日のチャクラを受けた、セレスタインさんに今度は占い(西洋占星術)をしてもらった。
ふだん、占いはあまり信じる方ではないけど、とっても詳しくて当たる、との推薦もあったのでお願いしたのだ。 一番気になるのはやっぱり病気のこと。このまま再発せずに順調に過ごせるのか、ズバリ見てもらうと・・・ セレスタインさんによると「治療軸」(検査・治療・手術などを司る軸)というのがあって、なんと私が手術を受けた2003年9月2日はこの「治療軸」に木星が接近したときだったそうな。 「この時期の手術は非常に予後がよく大成功であり、医者の腕もよく診断も的確であったことが表示されています。 余談ですが、長島監督もこの治療軸に木星がのっている時期に手術を行なっていて、経過がとてもよかったと聞いています。」 ほー!ほー! なんでちょっと安心しやした。ヽ(´▽`)/ わ~い♪ それでセレスタインさんは今後10年間の私の「治療軸」を調べてくれた。 それによると明日8/14から25日まで木星が「治療軸」に近づくらしい。 仕事忙しいけど病院に行かねば・・・ さて、私は相性も見てもらいました。それについてはまた・・・ |
衆院解散に憤るセイネンが身近に1名。
「税金の無駄遣いじゃ。その分ペナルティとるって法律変えたらどうだ!」 セイネンの主張は続く。 「衆院を解散しちゃった首相は税金を余計に使ったペナルティとして年金カット。それくらいやったってバチは当たらん!」 だんだん鼻息が荒くなってきた。 「そんなに主張したいんだったら、立候補すれば?」 大した考えもなく、言ってみた。 「だってまだ立候補できないもん、俺」 ・・・だとさ。 衆院議員の被選挙権は満25歳以上、である。 |
今日、いろいろサイトを巡っていたら(どこで?とはつっこまないように!)
ハート・プラスの会というのを見つけた。 以下引用↓ 「内部障害・内部疾患」というハンディがこの国ではまだ充分に認識されていません。 身体に不自由があっても、外観からは判らないため“自宅で”“電車の中で”“学校で”“職場で”“スーパーで” 「辛い、しんどい」と声に出せず我慢している人がいます。 一般社会にそんな人々の存在を視覚的に示し、理解の第一歩とするため、このマークは生まれました。 病名、症状、障害団体の枠を超え、広がっています。 そう!内部障害。こういう言葉があるんだ! そうそう、見た目は普通、いや普通だからこそかかえている障害がなかなかわかってもらえない。人工肛門(梅)だったときの方が、プレゼンテーション力は高かった。 私の場合は排便障害! 「私、一日5回ぐらい小分けで出るんだよ」なんて堂々と言えない、っていう事情もある(書いてるけど) もっともっと理解が進むといいな、と思った。今度自分のサイトもバナーを張っておこう。 |
金曜日もアイラブ憲伸くんの登板試合を見に行き、酔いしれてきた。(「岩姐徒然草」参照)
さすがに1日おきにスポーツ観戦に行くと疲れる。 なのに、そんな一週間をすごした週末、とある合宿に参加した。 そもそも疲労困憊のハラキリ女は睡眠を欲していた。 送迎バスにさえ乗れば、目的地まで寝ていける。 席はぴろし先生がくじで決めようという。(全員名前に濁音か半濁音に直して言うルールだった) ぱるみちゃんはそのぴろし先生の隣になってしまった。 周りは早々に睡眠モードの人もいる。 バスが出発し、(さあ、私も寝よう)と、思ったとたん。 「じゃあ、ゲームの企画を考えようようか。考えて書き出してくれる?」 「人生でヒーローになった瞬間」「人生で一番恥ずかしかった瞬間」・・・ 次々トークのテーマを思いつくぴろし先生。 私は口述筆記の書記よろしく、紙に書いていく。 寝たいんですけど・・・をぐっとおさえて。 テーマを出し終わって、準備完了。 (さあ、今度こそ寝よう)と思ったら。 「じゃあ、宴会のゲームを考えよう。何がいいか、考えて」 寝させてよ・・・ 「じゃあ、帰りのバスのゲーム考えようっか!」 「今回の表彰者とか考えよう!ベストドレッサー賞、ベスト酔っ払い賞・・・一番おみやげを買った人は・・・『中村うさぎ賞』とかどう?」 「それ、いいですね」 ね、ねさせろ~ その後、いろんなものを考えさせられ、準備をし、結局一睡もできず。 バスでたっぷり眠ることができた人には「はずれの席だったね~」と言われてしまった。 そんな宴会トークは朝4時まで盛り上がった。 (私は一番当たりたくなかった「誰にも言えない私の秘密」が当たってしまった) 今さらながら恐るべし、ぴろし先生。 それを実感した1泊2日、実働22時間の「耐眠合宿」だった。 |
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